景観を良くする為だけじゃない「街路樹」がある道路附属物の効果

街路樹が一列に立ち並び、見事な景観を作り出している道路を走行したことのある人も多いのではないでしょうか。
道路管理者によって整備されている街路樹は、ガードレールや案内標識とともに、道路の安全や円滑な交通の為に必要な「道路附属物」の1つです。その大きな特徴は、他の附属物と違い「生きている」というところにあるようです。

■生きているからこそ出来る街路樹の特徴
秋には紅葉が美しい景観となる街路樹ですが、景観だけが目的では無く、さまざまな観点から街路樹は道路附属物としての役割を果たしているといいます。

夏の時期には道路の反射熱もあり、道路上の気温は著しく上昇します。2020年東京オリンピックのマラソンコース、競歩の対策として、遮熱性舗装を行う対策が採られたこともあります。

街路樹は太陽の光を遮る効果も期待出来ますし、街路樹に遮られた光は道路に影を作ります。これにより周囲の気温上昇を抑える効果も期待出来るののだそうです。さらに、樹木なので呼吸をします。二酸化炭素(CO2)を吸収しますので地球温暖化に貢献出来ているとも言えるでしょう。

■ガードレールの効果も
街路樹には、車道と歩道を分離させる効果もあります。万が一に車両が車道をはみ出してしまった場合、街路樹で防げる場合もあり得るでしょう。
夜間に関しては、ヘッドライトなど明かりを防ぐ効果もあります。

また、樹木は生き物ですので、景観の良さを維持する目的も含め剪定作業が必要なのも「生きている道路附属物」としての特徴と言えます。

■道路附属物という植物
植物ですので、季節によっては花が咲いたり、木の実が出来たりします。しかし、安全面の観点から、街路樹に登ったり、花や木の実を採ったりなど遊ぶ目的での利用は認められていません。また、街路樹の地面に一般の植物を植えるなどの行為も認められていないようです。

ただ、枯れてしまったり、折れてしまったなどといった場合の対応については景観を損なうことや、道路利用者の安全な通行を妨げてしまうことにも繋がりかねない状態ですので、道路管理者への報告が望まれるでしょう。

街路樹は道路附属物であり、道路管理者が道路上の安全と安心を確保する為に行っている取り組みなのだそうです。

■景観としても美しいが、運転に集中する
イチョウやサクラ、ケヤキなど美しい街路樹ですから、景観を眺めにドライブに出かけるという人も多いでしょう。
とはいえ、運転がおろそかになっては本末転倒です。「大切な命を乗せている」という自覚を持ち、安全運転することが大切と言えそうです。